太白区で胸郭出口症候群施術なら南仙台バランス整骨院・長町バランス整骨院

胸郭出口とは、首と胸の間にある通路で、主要な血管や多くの神経がここを通って腕に抜けます。この通路は多くの器官で混み合っているため、腕へ伸びる血管や神経が周囲の構造物（肋骨、鎖骨、その上に重なる筋肉）によって締めつけられ、症状が現れます。

 

胸郭出口症候群にはいくつかの種類があります。

➀斜角筋症候群

➁肋鎖症候群

➂過外転症候群（小胸筋症候群）

 

それぞれの病態によって治療方法は異なります。

➀斜角筋症候群

頸椎から鎖骨・第一肋骨にかけて付着している斜角筋によって作られる斜角筋隙という通路が狭くなることで通っている神経や血管を圧迫してしまい症状として出現する

斜角筋隙が狭くなる原因はなんだろうか？

実は、いかり肩なんです。

いかり肩は男性に多い姿勢で肩を上にあげたような姿勢になります。

この姿勢だと、斜角筋が常に緊張状態になってしまうため斜角筋隙が狭くなり症状として出現します。

 

➁肋鎖症候群

肋骨と鎖骨の間の肋鎖間隙という通路が狭くなることで、神経や血管を圧迫してしまい症状として出現する。

肋鎖症候群はふつうは骨のない肋骨と鎖骨の間に頚肋という骨ができることが原因であることが多い。

ほかに、肋骨と鎖骨の間が狭くなる原因としてなで肩があります。

この姿勢だと、鎖骨が下がってしまい肋骨との間が狭くなり症状として出現します。

➂過外転症候群（小胸筋症候群）

小胸筋と烏口鎖骨靭帯によって作られる小胸筋下間隙が狭くなることにより神経や血管を圧迫してしまい症状として出現する。

小胸筋は肩甲骨の一部である烏口突起から肋骨にかけて付着する筋肉です。

高いものを取ろうとするときや電車のつり革を握っているときに腕神経叢の通路の角度が変わる。

それに伴い、小胸筋と肋骨の間が狭くなり神経を圧迫してしまい症状として出現する。

なで肩の姿勢が慢性化している人は圧迫されるリスクが高まります。

 

➀症状の治療

通路が狭くなることで圧迫され神経の興奮が起こり、痛みが出やすい状態になっているのを鎮めていくのが胸郭出口症候群の治療の第一歩となります。

当院では「ハイボルト」という特殊な電気治療器を使い、神経の興奮と通路を狭くしている筋肉の緊張を抑えます。その場でも効果が実感できますが、神経の通り道を狭くしてしまっている間隙はそのままなので神経の興奮が収まるまでは間隔をあけずにハイボルトで鎮静化を目指します。

それに合わせて、日々の生活の見直しも一緒に行いなるべく負担のかからないように努めて頂きます。

➁原因の治療

初期治療で神経の鎮静化ができたら、次は圧迫の原因となっている間隙の狭さに対して治療を行っていきます。いかり肩やなで肩といった「不良姿勢」がある限り、何度でも痛みやシビレは再発してしますのでしっかりと姿勢を改善していきます。

不良姿勢になってしまう要因として、骨盤の歪みやストレートネック・猫背といった骨格の問題や骨格を支えてくれる筋力（インナーマッスル）の低下があります。

当院ではカイロプラクティックの本場のアメリカでも使用されている骨盤矯正専用のベッド「トムソンベッド」を使い矯正を行っています。バキバキする整体と違いソフトな矯正なので小学生から高齢者まで受けて頂けます。

また、矯正をして正しくなった骨盤周りの筋力強化も特殊な治療器を使うことで鍛えられます。運動が苦手な方や痛みがひどく運動ができない方も短期間で必要量の筋肉をつけることが出来ます。

骨盤が正しい位置にあり、支えてくれる筋肉（インナーマッスル）が強くなることで再発が予防され健康で痛みのない生活を送ることが出来ます。

 

1.胸郭出口になったら気をつけることは？

つり革や重いものを持つ時やリュックサックを背負う時に痛みが増すのでなるべくその状態は控えるようにして下さい。

2.セルフケアにはどんなのがありますか？

猫背になると悪化します。正しい姿勢を意識することが重要です。しかし、姿勢を支えるインナーマッスルがそもそもないと意識し続けないといけなくなるのでインナーマッスルを鍛えていきましょう。

当院では、筋肉が硬直している箇所にハイボルト治療を行い、歪んだ骨盤を整えるためにトムソンベットを使用して矯正をしていきます。 また、インナーマッスルを鍛えて根本的に身体を回復させるために楽トレ（EMS）を使用して治療していきます。